この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
夢…獏の喰わぬ夢
第7章 現在


先には小高い丘が見える。

「いよいよ探検っぽくなってきたわね。」


彼女は嬉しそうだ。そこは一面桜の樹が生えている。

「春にはここでお花見ね。」

彼女は道を外れて木々の間をあちこち行く。

「意外とタフなんだね。」

「通学で何キロも自転車こいでいたから。」


丘を下っていくといつもごろっとしてる場所に出た。

「ここなんだ。じゃあ探検終わりだね。」

僕は、次のことを考えていなかった。

「今日の夕飯の分まで買い物してあるの」

自分が怠け者になっている気がした。

「僕から言い出して、君の時間をもらったのに、悪かった。」

「謝ることないよ。美味しいパスタの店を教わったし、
公園がこんなに素敵な場所だと知ったし、
それに、、あなたと沢山イイコトしたし。」

彼女が悪戯な瞳で覗き込む。

「それが目的みたいになってしまったようでさ。」

「後悔してるの?イヤだった?私は良かったわ。」


情けない男だな‥。自分を省みていつも思う。話しながらアパートまで戻ってきた。


/177ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ