この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
夢…獏の喰わぬ夢
第8章 変化
シフトに入ったらきちんとやって欲しい。
都合が悪くなったら事前に連絡すること。
当たり前の約束をいくつか交わし、とりあえず試しでいつからこれるか?と尋ねられた。
明日、つまり今夜の4時からで、話はすぐに決まった。
突然とった自分の行動に自分でも驚いていた。
早く帰って眠ろう。
僕は急いで帰り、洗い物をし洗濯をすませ、風呂にゆっくり入ろう。
今日のスケジュールを決めながらアパートに帰った。
着くとすぐ携帯がなる。きっと店からだ。何か連絡し忘れたことがあったんだろう。
違った。
メールだ彼女からだ。
「無事家に着きました、楽しかった。朝ごはん作ってあるから、冷蔵庫見てね。」
僕は冷蔵庫を見た。
サンドイッチとサラダとスープだった。
どうしよう。サンドイッチは、バイト先に持っていこう。
スープは朝早く起きた時に飲もう。サラダは今食べるか?
とりあえず彼女に返信した。
「ありがとう。明日学校で。」
話したいのに文字にすることはわずかだ。
バイトのことは内緒にしよう。サラダを食べながら考えた。
誕生日まで内緒にして驚かせたい。