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夢…獏の喰わぬ夢
第5章 夢の中
何故か靴下が最後だった。
それは絶妙に計算された彼女の演出としか思えない。
体をくねらせて、靴下を降ろす時、彼女のヒップラインが見え隠れし、彼女の部屋を隠す丘と草原が太腿の陰になる。
もうじっとして居られず彼女を抱き締めてしまいたい。
はやる心を鎮めさせ、ここを動かないと自分に言い聞かせた。
彼女は何も身に着けていない。恥じらいが胸を丘を手で隠させていた。
大胆に振る舞っているのではない、全てを受け入れられるかの試練をお互いが受けているのだ。
彼女は僕のもとにひざまずいてキスしてくる。みごとな体だった。
小さい背に凝縮されたバランスのよいパーツ、一昨日全身で確かめ合い溶け合ったつもりだったのに、
初めてあった天使に僕はなんて言えばいいのだろう。
キスは次第に深く、熱いものになったが、許されていない僕はまだ彼女に触れていなかった。
彼女は僕のシャツも脱がし始めた。キスを交わしながら…。
その手は僕の胸に包容力があるかを調べ、僕の鼓動を確認した。
やがて、下の方へと降りていき、Gパンのジッパーを下ろした。