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夢…獏の喰わぬ夢
第5章 夢の中


すると彼女が立ち上がり、代わりに僕を風呂椅子に座らせる。
そして、サッと僕の後ろに回り抱き着かれた。

背中に感じる彼女の柔らかさに、自身は益々、力を蓄える。

「洗ってあげる。」

片手が後ろから僕を抱き締めるように胸に回り、反対の手が中心に伸びる。

腕を封じるように抱き締められて、僕は自身に伸びる彼女の手をただ見つめるしか出来なかった。

手のひらに取った泡を棹に撫で付けられた後、彼女の手は親指と人差し指で輪を作る。

それが根元に填められて、くるくると回りながらゆっくり上がっていく。

ううっ…気持ち良すぎるよ…

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