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夢…獏の喰わぬ夢
第5章 夢の中
シーッ…
彼女の唇が耳元で言う。
ボロアパートの風呂場は廊下に面しているから、小さな高窓でも外に聞こえてしまう。
だけど彼女は僕の背中にピッタリと体を着けて、構わず指のリングを上下させる。
しかも、下に下ろした時は余った3指が袋の方まで伸びて撫でる。
上ではカリ首をキュキュッと擦る。
っう…くうぅ…出ちゃうょ…
小声で彼女に訴えれば、
いいよ…見せて…
と、あっけらかんと言う。
そして拍車をかけるように残された先端部分を手のひらでクルクルと丸めるように撫でられれば、
ううぅっ…
情けない声が出てビクンと自身が震え、
追い討ちをかけるように根元から扱き上げられた。