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僕だけの母さん
第2章 恥態
遅くなったが、ここで僕の家族を紹介する。

僕は岡崎翔太、現在中学2年生の14歳。
高校受験に向けて日夜猛勉強中?

岡崎祐輔、47歳。僕の父親。
中堅商社に勤めるサラリーマン。
真面目で家族思いの優しい父親。
趣味はたまに仲間と行くゴルフと釣り。

そして僕の母さんの岡崎香織、41歳。
後ろから見ると中高生に見える位小柄で華奢だが、学生時代に新体操をやっていたらしく運動神経はなかなかのもの。
明るくて楽しくて優しくて、有名女子大を卒業した才女。なおかつ美人で可愛い。
僕のクラスにも母さんのファンは多い。



僕は一人っ子だったせいか、小さい時からいつも母さんと一緒だった。

小学6年生になって身長で母さんを超えてからも一緒にお風呂に入っていた。

母さんと僕はまるで姉と弟のようだった。

時にふざけあい、時に口げんかもし、お互いに大切な存在だと思っていた。

僕の理想の女性であり、憧れの女性でもある母さん。

大好きだった。

時には母さんと仲良くしている父さんにやきもちを妬いた事もあった。

そんな大切で大好きだった母さんが、あんな男に・・
 
悔しくて、悲しくて・・

母さんを守れなかった自分が情けなくて・・

もう受験勉強どころではなかった。
















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