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柊屋敷の嫁御様(くすくす姫後日談・その5)
第13章 柊屋敷の嫁御様
「さくらんぼの酒が気に入ったって言ってたよな?これは、あの酒と同じ酒に、効能が有る果物と薬草を漬けた媚酒だ」
「びしゅ?」
「催淫酒とも言うな。簡単に言やあ、エロい気分にさせる酒だ」
「ぇええええええ?!」
抜栓するサクナの手際の良さに見蕩れていた姫は、中身の酒の説明に驚愕しました。
「くっ…果物って、美味しいとかきれいとかだけじゃなくて、そんな効果も有るのっ?!このお家って、そんなものまで作ってるのぉっ!?」
姫が自分の想像を超えた果物園の仕事の奥深さに驚いている間に、サクナは平然と籠から切子の小さいグラスを二つ取り出して、とくとくと酒を注ぎました。
「そうだな、色々作ってるぞ。こいつみてぇに、表に出して無ぇ物も有るしな…ほら」
グラスを一つ渡されて顔に近づけてみた姫は、漂って来た香りに思わず声を上げました。
「わあ!甘い匂いがする!!すごく、美味しそ…うっ…」
姫は手渡されたグラスから余りにも良い香りがすることを無邪気に喜びましたが、その酒が「エロい気分」になる酒だと言うことを思い出し、語尾がごにょごにょ行方不明になりました。エロい酒がいい匂いだと感じる自分は、もしかして普通以上に異常にエロいのかと不安になったのです。
「安心しろ。別に変な物じゃねえ、ただの酒だ。飲んでみろ」
エロい酒だと言った割には、サクナは姫の感想には特に注意を向けませんでした。姫は頷いて恐る恐るグラスに口をつけ、少しだけ口に含むと、目を丸くしてこくんと飲み込みました。
「美味しい…!!匂いと同じく、味も甘いのね!果物の味もするわ!」
姫は、このお酒はまるでクロウさんが淹れる果物と香辛料のお茶のお酒版みたい、と思いました。自分の体の様子を感じてみましたが、飲んだ途端に特別「エロい気分」になったりする事は、無い様でした。
「ああ、普通に旨いだろ?使い方は、普通に飲む、茶に入れる、他の食べ物や果物に掛ける…」
サクナはそう説明しながら、姫の手から空になったグラスを取り上げました。
「へー!そういうのも、美味しそ…ひゃん!?」
グラスを取り上げられた姫は、サクナにスカートを捲られて、長椅子に丁重にひっくり返されました。
「…それから、垂らす、塗る…」
「やぁ!なに!?なにっ、あ、やだっ」
言葉と同時に、先程弄っていた場所に冷たい液体が注がれて流れる感触がして、姫はびくりと震えました。
「びしゅ?」
「催淫酒とも言うな。簡単に言やあ、エロい気分にさせる酒だ」
「ぇええええええ?!」
抜栓するサクナの手際の良さに見蕩れていた姫は、中身の酒の説明に驚愕しました。
「くっ…果物って、美味しいとかきれいとかだけじゃなくて、そんな効果も有るのっ?!このお家って、そんなものまで作ってるのぉっ!?」
姫が自分の想像を超えた果物園の仕事の奥深さに驚いている間に、サクナは平然と籠から切子の小さいグラスを二つ取り出して、とくとくと酒を注ぎました。
「そうだな、色々作ってるぞ。こいつみてぇに、表に出して無ぇ物も有るしな…ほら」
グラスを一つ渡されて顔に近づけてみた姫は、漂って来た香りに思わず声を上げました。
「わあ!甘い匂いがする!!すごく、美味しそ…うっ…」
姫は手渡されたグラスから余りにも良い香りがすることを無邪気に喜びましたが、その酒が「エロい気分」になる酒だと言うことを思い出し、語尾がごにょごにょ行方不明になりました。エロい酒がいい匂いだと感じる自分は、もしかして普通以上に異常にエロいのかと不安になったのです。
「安心しろ。別に変な物じゃねえ、ただの酒だ。飲んでみろ」
エロい酒だと言った割には、サクナは姫の感想には特に注意を向けませんでした。姫は頷いて恐る恐るグラスに口をつけ、少しだけ口に含むと、目を丸くしてこくんと飲み込みました。
「美味しい…!!匂いと同じく、味も甘いのね!果物の味もするわ!」
姫は、このお酒はまるでクロウさんが淹れる果物と香辛料のお茶のお酒版みたい、と思いました。自分の体の様子を感じてみましたが、飲んだ途端に特別「エロい気分」になったりする事は、無い様でした。
「ああ、普通に旨いだろ?使い方は、普通に飲む、茶に入れる、他の食べ物や果物に掛ける…」
サクナはそう説明しながら、姫の手から空になったグラスを取り上げました。
「へー!そういうのも、美味しそ…ひゃん!?」
グラスを取り上げられた姫は、サクナにスカートを捲られて、長椅子に丁重にひっくり返されました。
「…それから、垂らす、塗る…」
「やぁ!なに!?なにっ、あ、やだっ」
言葉と同時に、先程弄っていた場所に冷たい液体が注がれて流れる感触がして、姫はびくりと震えました。