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イかせ屋…2
第10章 その男、イかせ屋につき…
「ピルを止める。だから…、昌さんが抱いて…。」
お互いがお馬鹿さんだから…。
お互いが弱いから…。
その為に2人で抱き合ってお互いの気持ち確かめ合うしかないのだと学習する。
午前0時の魔法が解ける。
今は馬鹿な女と馬鹿な男だけの時間。
「過保護は嫌よ。」
「わかってる。」
「酔っ払いも…。」
「わかってるから。」
昌さんがキスをする。
本命だけに出来るキス。
「親父にばかり構うな。」
親分様にもヤキモチですか?
「料理のレッスンは…。」
「もう予約時間を変えた。もしまた植草君に会ったとしても昌さんが迎えに来てくれれば済む話。植草君の方は昌さんと一緒に飲みに行きたいって言ってたけれど?」
「俺…、飲めねぇから…。」
「初音さんだけど…。」
「梓によろしくってさ。」
よくわからない口喧嘩をしながら抱き合う。
昌さんの着物を脱がせる。
背中の龍を見れるのは私だけ…。
私の長襦袢を脱がせて来る。
全裸で抱き合う。
「違約金かよ…。」
昌さんが愚痴りながら私の胸を弄り出す。
とりあえず昌さんにネタばらしをする。
今回の請求自体を初めから清太郎さんは昌さんに請求をするつもりだった。
ただし私には出来るだけ感じるなと言った。
イかせ屋としての仕事に失敗をすれば昌さんに違約金が発生をする。
清太郎さんは昌さんも少しはこういう経験をして強くなるべきだと笑ってた。
「鬼か!?清太郎さんは!?」
私がイッてもイカなくとも支払いは昌さんという清太郎さんの計画。
「払ってくれるでしょ?」
違約金の場合は私のお小遣いにしなさいと清太郎さんが言う。
「半分ずつだろ?」
「なんでよ?」
「そこは夫婦の連帯責任だ。」
「まだ夫婦じゃありません。」
「夫婦だろ?俺の梓だから…。」
昌さんの手が私の股間をまさぐり出す。