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イかせ屋…2
第3章 その男、絶対的につき…



目が覚める。

朝日がもうベッドの方まで差し込んでる。

当然ですが、2日に1度は太陽が黄色ぞと思う朝を迎えてる。

こんな生活をしてて大丈夫なの?

やっぱり不安になる。

時計の針がもう時刻は8時半だと指してる。

会社に行ってた頃は、こんな時間に起きたら遅刻、遅刻と騒がなければならなかった。

今は気怠い身体をゆったりとベッドから起こし、状況の確認をする。

ベッドのシーツが私のおもらしでビショビショだから取り替えなければならない。

そんな事をぼんやりと考えると


「起きたか?」


と声がする。

昌さんは私よりも必ず先に起きる。

起きた私の為にコーヒーを入れてくれる。

私はその間にシャワーを浴びる。

まだ寝ぼけたままバスローブだけを羽織ってお風呂から出れば私に熱いコーヒーの入ったマグカップを渡してくれる。

ふと見るとベッドのシーツは交換済み。

ベッドマットとシーツの間に敷く吸水シートもしっかりと交換されてる。

こういう事は当たり前のようにやってくれる昌さんだから、やっぱり結婚はしたいと思っちゃう。


「今日は出掛けるから洗濯は無理だな…。」


昌さんが穏やかな笑顔を私に向ける。


「出掛けるの?」

「そう、梓が知りたい事を教えてやるって言っただろ?」


どういう意味なんだろう?

コーヒーを飲みながら考える。

ぼんやりとする私の髪を乾かしてくれるから私はただコーヒーを飲み続けるだけ…。

女性に対する扱いは本当に一流の彼氏…。

コーヒーを飲み干し、メイクと着替えを済ませる。

今日は昌さんがクリーム色のざっくりと編まれたセーターにベージュのスラックスと軽い服装だから私も昌さんに合わせて水色のノンスリーブセーターに水色のカーディガンを羽織るという軽い服装にする。

スカートはベージュのフレアスカート。

昌さんと出掛ける時は昌さんの服装に合わせるのが基本。



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