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イかせ屋…2
第10章 その男、イかせ屋につき…



私のオーダー…。

結婚するつもりだった彼氏と破局寸前である。

その彼氏との関係を割り切りたいからイかせ屋に依頼する。

彼氏以外の男が相手でも自分がオーガニズムに達する事が出来るのかの確認。

自分の中での彼氏の存在の重さの再確認をしたい。

それがオーダーとしてイかせ屋である昌さんに本家から伝わってるはず。

清太郎さんは昌さんを騙す事になると、ずっと笑うだけだった。


「梓…。」

「キャンセルするの?」


イかせ屋が女性のオーダーに応えられずにイかせられなければ違約金が発生する。


「わかった…。行きましょう。」


昌さんの目付きが変わる。

彼だってプロ意識はある。

私の手を取り肩を軽く抱き私を促すようにして歩き出す。

車のドアを開けたヒロ君が目を見開く。

依頼人が私だという驚き。

昌さんがヒロ君を睨む。

どんなお客様だろうと自分の表情を出してお客様に不愉快な思いをさせてはいけないからだ。

ヒロ君が未熟者だと言う昌さんの気持ちがわかる。

元俳優だけあって運転をする清さんは無表情なままだ。

昌さんはただ私のうなじを撫でるようにして私を抱き寄せる。

既に私はイかせ屋の恋人扱い。

今夜だけの恋人…。

イかせ屋に落ちるようなら、私は彼氏との結婚なんか無理だと思う。

耳元に昌さんの唇が触れる。

ピクリと身体が反応をする。


「随分と敏感なんだな…。」


素敵な声で囁かれる。

耳朶が軽く噛まれる。

いつも、こんな事をしてるの?

悦ぶ身体とは裏腹に胸がチクリと痛くなる。

車が停まり、昌さんのエスコートで車から降りた。

オーダーで横浜のホテルをお願いしてある。

昌さんが私にプロポーズしたレストランで食事をして昌さんが抱いてくれた部屋でイかせ屋にイかせて貰う約束になってる。



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