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変態センセイの愛人
第2章 先生

「……いいですよ。仕事が終わるまで結構待たせちゃいそうですけど大丈夫ですか?」

「もちろん。私は仕事が休みだから何時でも待つわ」


待つと言いつつ一旦家に帰り、自分の持ってる夏服の中で一番可愛いと思ってる組み合わせに着替える。

ドキドキしながら化粧も直して、北大路さんの仕事が終わる時間を待った。

誘いに乗ってくれるとは思っていなかったから大進歩。

お茶を飲むだけでも、男と二人っきりで出掛けるのは久しぶりで胸が弾む。


夕方になった頃、待ち合わせ場所に北大路さんが漸くやって来た。
スーツ姿のままだから仕事が終わって真っ直ぐ来てくれたんだろう。

お茶を飲むだけのつもりが、時間が遅くなったからと夜ご飯を食べることになった。


一人では来ることのないオシャレな店でディナーを楽しみながら当たり障りのない話をする。

これだけでも幸せいっぱいだった。


「ところで、ノートパソコンは大丈夫ですか?」

「うん。おかげさまで、前のように使えてるわよ」


「良かったです。でも有村さんがああ言うのに興味があったなんて想像できないです」

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