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変態センセイの愛人
第4章 愛人

「当然よ。先生と生徒だもの。あ、LOINE教えて」

机の上に置いておいたバッグからスマホを取ってきて催促する。

「分かりました」

北大路さんもLOINEを交換するために左ポケットに手を入れて取り出した。


その時、左手の指になにかついているように見えた。

え……?

それって……


でもまさか……


連絡先を交換している最中に指に注目してみると銀色の指輪を発見してしまい、ふわふわと舞い上がっていた気持ちが急降下する。


「これからよろしくお願いしますね、有村さん。今日のレッスンお疲れさまでした。気をつけて帰ってくださいね」

そう言って北大路さんは颯爽と去って行き、私は教室に一人ぽつんと取り残された。


んんんんんん!?


もしかして、私は不倫相手になってる!?


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