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島人物語
第5章 女の存在

「寝た??(笑)」
涼は笑って言った。
「・・うん・・(笑)・・・可愛い顔して寝てる・・・」
「一樹はどうしたもんかなーーー女ってそんなにいい女なのかっ??」
半次が言った。
「んーー・・俺ら那覇で見たときはーーー・・少し派手目な・・まぁ、綺麗な人だったぞ??」
涼が言った。
「・・・・さっき・・一樹と少し話したよ??」
私が言うと・・・・・
「なんだってっ?!」蒼ちゃんは食いついた・・・。
「・・・なんかね・・・29歳のショップ店員みたい・・。今元彼に付け回されてて助けてって連絡来て泣くんだってー・・・」
「・・・・・泣くのかっ??」
半次は半笑いで言った。
「・・・・うん・・・」
「お前なんてストーカーに付け回されたって俺に縋らないしなーー・・・」
涼は口を尖らせていった。
「あれは涼が聞かなかったんじゃないっ・・・!!」
「お前はぁー・・あ、旅行先で電話あったの涼に話したのかっ??」半次は言った。
「あーー・・聞いた聞いた・・・。半次ありがとうなーー・・」
「今ストーカー多いからね・・・結城ちゃん気をつけなよ??」
蒼ちゃんが言った。
「・・・んで??話戻るけど・・その女はー・・子供いるって知ってるんだろ??」
半次が言った。
「んーー・・でも、子供苦手な人で・・でも克服しようと努力してるみたいだよ??」
「えっ?!・・・それって致命的じゃっ・・・」涼が言った。
「んーー・・・でも相当・・なんか・・ハマってる様子・・・」
私はため息混じりに言った・・。
そこに・・・一樹のあとをつけて行った達也&淳から涼に電話が入った・・・。
「・・・もしもーし・・・」
『あ、隊長っすか??(笑)・・今女のマンション着いてーー・・一樹が中に入りました・・』
「(笑)女見た??」
『・・・・なんかー・・派手な女っすよ??お色気ムンムンな美味しそうな感じっす・・(笑)』
「・・・・お色気ムンムン??写真撮れよ・・・(笑)」
私は涼の足を蹴っ飛ばしキッチンへ・・・

