この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
島人物語
第7章 誤解

私は・・・。
凄い涼に聞きたいこともあるし・・・不安な気持ちもいっぱいあるけど・・・。
聞けないでいて・・・。
それは
何か言って嫌われて・・・
行き場がなくなるのが怖いの。
涼の事を全く信じていないわけじゃない。
でも・・・・。
「結城っ!!!」
後ろから涼の声がした・・・。
私は涙を拭いてまた歩きだした・・・。
「結城・・マジ・・待って??聞くだけ聞いて欲しい・・」
涼は早歩きをする私の横を歩きながら言った・・・。
「誤解なんだ・・・何もしてない・・・・・そう言いたいの??」
だめっ・・・。
口を開いたら色々言ってしまう・・・。
「・・・・結城・・・」
「・・・何もしてない・・そんなのわかってる・・・でもなんで??あの子が自分を気に入ってるってわかってて・・なんで行くの??」
私は涼の胸を押し言った。
「・・・・・」
「本当に嫌なら行かなきゃいい・・他に店はいっぱいあるでしょ??少しでも下心があるから行く・・」
こんなこと言いたくないのにッ!!!
重い女だって思われたくないのに・・・・
「違う・・・そうじゃない!!」
「・・・・・信じたいけど・・・・無理・・・ごめん・・」
私は涼を振り切って顔を背けた・・。
もうダメだ・・・。
きっと呆れられた・・・・。

