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島人物語  
第7章 誤解



私は・・・。


凄い涼に聞きたいこともあるし・・・不安な気持ちもいっぱいあるけど・・・。


聞けないでいて・・・。


それは


何か言って嫌われて・・・


行き場がなくなるのが怖いの。


涼の事を全く信じていないわけじゃない。


でも・・・・。


「結城っ!!!」


後ろから涼の声がした・・・。


私は涙を拭いてまた歩きだした・・・。



「結城・・マジ・・待って??聞くだけ聞いて欲しい・・」


涼は早歩きをする私の横を歩きながら言った・・・。


「誤解なんだ・・・何もしてない・・・・・そう言いたいの??」


だめっ・・・。


口を開いたら色々言ってしまう・・・。


「・・・・結城・・・」


「・・・何もしてない・・そんなのわかってる・・・でもなんで??あの子が自分を気に入ってるってわかってて・・なんで行くの??」


私は涼の胸を押し言った。



「・・・・・」


「本当に嫌なら行かなきゃいい・・他に店はいっぱいあるでしょ??少しでも下心があるから行く・・」


こんなこと言いたくないのにッ!!!



重い女だって思われたくないのに・・・・



「違う・・・そうじゃない!!」


「・・・・・信じたいけど・・・・無理・・・ごめん・・」


私は涼を振り切って顔を背けた・・。


もうダメだ・・・。


きっと呆れられた・・・・。




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