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島人物語
第17章 別れる

結城が・・・。
出て行った・・・・・・・。
あの日、
蒼太が部屋に戻ると
ダイニングテーブルに手紙と・・・。
俺が上げた指輪と時計と携帯が置いてあったと・・・。
手紙には
さようなら
その一言。
蒼太から電話があって急いで戻った。
俺はその手紙を見て膝から落ちて愕然とした。
急いで探しに出たが見つからず・・・。
俺が・・・。
全てをダメにした。
結城を傷つけた。
「結城ちゃん見つからないッ???」
慌てて入ってきたのは一樹。
「あぁ・・・。」
部屋には皆集まって来てて皆の視線が痛い。
「美佳に連絡いかないか・・・美佳に聞いておくからさ・・・(笑)涼・・・ちゃんと話せばわかってくれるさ・・・」
はぁ・・・。
「あーーーーあ、・・・お嬢の飯くいてーーなぁーーー・・・」
食いてーのは俺だってッ!!!!
「ってかー・・(笑)お前等さ・・兄弟そろってハメられてんのッ!!!!」
淳が笑った・・。
・・・・・。
マジで・・・。
俺も・・・龍も・・・・。
同じだ・・・。

