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島人物語
第17章 別れる

「携帯もねーし・・・、どうしたらいーか俺だってわっかんねーんだよ・・・。」
蒼太は鍋の中をかき回し・・・。
「妊娠女は???あれからどうしたの?」
・・・・・・。
「認知はしないって言った・・・。産むとしても・・・。」
蒼太は黙って・・・。
鍋をかき混ぜた。
正直・・・。
もし100歩譲って・・・俺の子だったとしても・・・。
俺は認知は出来ない。
産むなとも言えない。
「涼さん・・・、なんであの日結ちゃんに嘘ついたの?」
・・・・・・。
「いや、・・・やったなんて思ってなかったし・・・。」
蒼太は鍋をかき回すのをやめ俺を睨んだ。
「その嘘が・・・結ちゃん傷つけたんじゃないの?」
・・・・・。
「それに・・、あの女何者??涼さんちゃんと調べたの?」
・・・・・。
「お前何か知ってんの?」
蒼太は火を止め・・・。
「ちゃんと調べた方が良い・・・。無駄に結ちゃんを傷つけないで?」
そう言って部屋を出て行った・・・。
はぁー・・。
蒼太が持って来た鍋を見ると・・・。
カレー・・・。
冷凍していたご飯を温め・・・
カレーをかけ一口食った・・・。
「ッッッ?!」
かっら!!!!!!
「くっそ・・あのおオカマッ・・・・・。」
何入れやがったーーーーーっ・・・・。
・・・・・・。

