この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
島人物語  
第22章 死




涼said


遠くに見える小さな船と・・・。


うちの店の船・・・。


・・・・・・。


「涼さん、・・・あれ・・・淳さんじゃ・・・。」


達也が指さす方に・・・確かに淳の姿が見えた。


でも・・・様子が変だ。


俺は双眼鏡を持ち・・・淳の方に向けた・・・。


・・・・・・・・ッ?!


「達也ッ・・・直ぐ救急車港に着けるよう連絡しろッ・・」


「えっ?!」


急いで船を二つの船の方に付け・・・・・。


「淳ッ!!!!」


船を移ると結城がぐったりしてお腹を庇っていた・・・。


「結城ッ!!」


俺が持ち上げると結城のお尻がびっしょり濡れていた・・・。


「涼・・涼ッ・・・・赤ちゃん・・・赤ちゃんが・・・・」



・・・・・・・・・。


「産まれちゃうッ!!!!」


ぇえっ?!


目の前には結城・・・その先には血だらけの淳・・・。


「達也ッ!!淳を運べッ・・・」


俺がそう言うと淳は血だらけのままフラフラと振り返り・・・。


「俺は死ぬんだ・・・早く行け!」


はっ?!


「お前何言ってんだって!馬鹿か?早く行くぞ!」


俺がそう言うと・・・。


「早く行け・・・産まれるぞ!」


淳・・・・。



そう言って淳は昌也の方に向かってフラフラ歩いて行った。




/508ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ