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島人物語
第22章 死

「いやぁぁーーーっ・・・・」
結城の声が聞こえる・・・。
でも俺・・・・。
死んでない。
腹を触ると赤いものがどんどん出てきた。
「いって・・・・・ぇな・・・・・・」
「・・・・・死ねって・・・・・。」
昌也は俺の脇腹を刺した。
力を籠め昌也は俺の脇腹からナイフを抜き・・・・。
その瞬間一気に血が噴き出した。
ヤバい・・・。
クソ痛い。
昌也を見ると・・・・昌也は後退りをし腰を抜かして転んだ。
「殺せよ・・・」
もうどうでもいい。
別に俺は・・・。
「昌也、・・・俺を殺せよ・・・・。」
ガクガクする脚を必死で昌也の方に向けた。
「淳止めてッ・・・動かないでッ・・・・」
振り返ると結城のケツの下から水みたいのが出ていた。
・・・・・。
早く・・・涼来てくれ・・・。

