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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第9章 旅行


塩田さんはお子さんがいるから今回はパス。

「あーーーあッ!!あの人の車に乗せてもらえるなんて鼻高々ね(笑)佐藤ちゃんッ!!」

大石さんはベンチに腰掛けてそう言った。

あの人・・・=龍君。

そう・・私達wreathメンバーは龍君の車に乗せていってもらう。

佐藤さんは大石さんの機嫌を取りながら・・・


「あーー・・・(笑)そうですね・・・えーーっと・・龍君まだですかね・・・(笑)」

私が辺りを見渡していると・・・。

大通りの向こうから龍君の大きな車が走ってきたのが見えた。

あ・・・・(笑)

あの・・一泊した日から・・・当たり前だが龍君の部屋に泊まってはいない。

帰宅時は良く送ってはくれるが・・・。

今の私たちの関係は・・・。



私の前で大きな車が止まって・・・助手席から木田君が降りてきた。

「おっはよーさん!!(笑)」

(笑)

「おはよう(笑)」


私達の関係は・・・。

運転席から煙草を消し降りてきた龍君・・・。

いつもの優しい笑顔で笑って、・・・植え込みをまたいできて・・。

「荷物積むね?(笑)」

そう言って私の荷物を持ってくれた・・・・。


私達の・・・関係・・・・

それは・・・。

友人・・・・。



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