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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第3章 新しい職場
大石さんが残した大きな段ボールを開け私は検品をした。
「滝本さん、後は私がやるから・・・(笑)」
塩田さんはそう言って私の横に来た。
「(笑)大丈夫、一緒にやった方が早いですよ・・・・」
なんか既にこの店の内部事情が見えた気がした。
25歳の若い店長・・・。
佐藤さんは以前何度か会ってるから大体はどんな子かは分かっていた。
私は塩田さんと一緒に検品を始めると・・・。
「大石さん・・・滝本さんには売り場に立ってもらった方が・・・」
店の方から佐藤店長の声が聞こえた・・・。
「え?だって新人じゃんッ!!」
聞こえる様に大石さんはそう言った。
まぁまぁ・・・(笑)
この店じゃ新人だし(笑)
「でもー・・滝本さんは一番売れる店の店長さんで・・・」
・・・(笑)ありがとう・・・佐藤さんッ・・
心の中でそう言った。
「でも今はただのバイトでしょ?」
むっ(笑)
まぁいい(笑)
事実だしッ!!