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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第11章 接近....
「あの・・・美晴さん・・・・一つ聞いてもいいですか?」
美晴さんはタオルで首元も隠しながら・・・
「ん???・・・・(笑)」
・・・・・・。
「美晴さんの・・・ご主人って・・・・」
聞いちゃダメかな・・・。
そこまで言うと・・・美晴さんは優しく笑った・・・。
「(笑)・・・課長に・・・聞いた???」
・・・・・・。
「課長は・・・心配してました・・・美晴さんに付いててやってくれって・・・」
ゴクっとつばを飲み込み・・・・そう言うと・・・。
「(笑)・・・そっか・・・・聞いたのかー・・・・」
「あっ!!でもそんな詳しくは・・・あの・・・・」
やっぱ・・・タブーだったかな・・・。
「あのね・・・(笑)・・・うちの旦那さん・・・今・・・少し精神的に追い込まれてて・・・」
・・・・・・。
「・・・たまにね・・・きつく当たられる時あって・・・・」
たまに・・・???
「・・・最近は・・・結構頻繁に・・・・」
話し出す美晴さんの目が・・・少し悲しい目で・・・・
見ていられなくなる・・・。
「あの・・・その傷は・・・・」
私が言うと・・・美晴さんは苦しそうに笑った・・・。
・・・・・・・。
「私・・・・」
・・・・・・・。
「いつか殺されるかも・・・(笑)」