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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第14章 気になる人
母は何も聞いては来なかった・・・・。
母から出てくる言葉は・・・・。
「今度一緒に浅草いかない???(笑)」
とか・・・
「旅行でも行こうか・・・(笑)」
とか(笑)
私は何度も頷き・・・・。
「お母さん・・・あのー・・・・さ・・・(笑)」
・・・・・・。
話さないと・・・・。
私が一回箸を止め顔を上げると・・・・
ニッコリ笑って・・・。
「なに???(笑)・・・・話したくなった???」
そう言った・・・。
「・・・・あの・・・・・、私ね・・・・・。」
父が生きていたら・・・なんて言っただろうか・・・。
ギュッと箸を持ったまま・・・。
「あの・・・、・・・私・・・・。」
手に力がこもって・・・・
少し震えた。
「美晴・・・(笑)」
・・・・・・。
「もう無理しなくていいんじゃない??(笑)」
・・・・・・。
母は全てを察したようにそう言った。
「お母さんね・・・(笑)幸助さんは決して悪い人じゃないと思う・・・」
・・・・・・。
「でもね・・・(笑)・・・・以前も・・・ここに来たときに貴方・・・色んな所に傷作って帰ってきたでしょ?」
・・・・・・。
「悪い人じゃないかもしれないけど・・・お母さんは・・・幸助さんと一緒に居る美晴が心配(笑)母親としてね・・・」
「お母さん・・・・。」
「だから・・・(笑)貴方が言いずらいと思うからお母さんから言うけど・・・・」
・・・・・・・。
「・・・・別れたら?・・・・(笑)」