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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第15章 幸助の反撃
佐藤さんの・・・・深刻そうな顔。
龍君の脇をすり抜けそのドアの向こう側に出ると・・・・。
ッ・・・・・・・・。
私は慌ててバックヤードのドアを閉めた。
「美晴・・・(笑)」
・・・・・・。
カウンターの前に居たのは・・・・
幸助・・・・。
「・・・あの・・・・っ」
自然と少し手が震えた・・・・。
カウンターの下で佐藤さんが私の手を握ってくれた・・・。
「・・・話があるんだ・・・(笑)もう昼??」
・・・・・・・。
「あ・・あの・・・私・・・・。」
2人になりたくない・・・。
でも話さなきゃ・・・。
ギュッと佐藤さんの手を握り返すと・・・・。
「・・・美晴、・・・今忙しい?」
・・・・・・。
「あの・・・あのね・・・私もう・・・貴方のマンションには帰りたくないの・・・・。」
ここでいう事じゃない・・・けど・・・・。
2人っきりになったら・・また・・・。
「美晴・・・悪かった。金の事も全て謝る・・・今までの事も・・・だから一回話し出来ないか?」
・・・・・・・。
「もう・・・ずっと我慢してきた・・・もう戻れないッ!!」