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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第16章 上地龍の素性
美晴said
定時の時間になって・・・店を出て龍君の店の方を眺めた。
幸助には・・・・。
『離婚したい気持ちは変わらないので帰りません』
と・・・・。
送っておいた。
既読にはなったものの・・・・。
返事はなかった。
店を出て下で一服する・・・。
でも・・・龍君は来なかった。
すると・・・。
「お疲れ様ーー・・・っす(笑)」
来たのは木田君・・・・。
「お疲れ様・・・(笑)」
木田君は私の横に座って・・・・・。
「龍と話しました???」
・・・・・・・。
首を横に振って・・・・・。
「・・・ビックリしちゃって・・・・(笑)・・・なんて言ったらいいのか分からないし・・・・。」
木田君はタバコに火をつけ・・・。
「謎な奴だなとは・・・思ってたけどね(笑)・・・でもさ、・・・子供の件は何か・・・誤解があると思うよ???」
・・・・・・・。
「うん・・・・」
龍君がそんな事・・・するわけないって・・・。
分かってるのに・・・。
3度流産した私には・・・
受け入れがたい現実だった・・・。