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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第23章 嫉妬に狂う
5月
弁護士に依頼をしてから早1カ月。
未だに幸助からの反応はない。
「美晴ちゃん?」
・・・・・・。
振り返ると顔を洗って少し前髪を濡らした龍君が洗面所から出てきた。
「あ・・、今ねみそ汁出来る(笑)今日は大根とわかめね・・・。」
私が小さなお鍋をかき混ぜると龍君は私の後ろに立ちゆっくり前まで手を回し私を抱きしめた・・・/////
「龍君・・・/////????」
龍君は笑って私の手を後ろから握って鍋をかき回す・・・。
「共同作業ーー・・(笑)」
(笑)
こんな龍君が可愛いと思ってしまう・・・。
私が笑うと龍君はギュッと私を抱き寄せ・・・。
「ゴールデンウィークが終わったら旅行行こうか?」
・・・・・・。
鍋をかき回す手を止め振り返ると・・・。
龍君は笑って・・・。
「多分俺夏終わったら仕事始まるかもしれない・・(笑)だからその前にーーー・・」
「仕事???」
首をかしげて聞くと・・・。
「雇ってくれてた人がまた新しい店出すんだ(笑)直ぐ近くに・・・。」
「また洋服屋さん???」
龍君は笑って・・・。
「本決まりになったらまた教えるよ(笑)」