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第5章 龍

その日から龍君は・・・。


私の店の前を通る度店内を覗くようにして見て・・・


笑ってきた。


「最近あのイケメン良くこっち見てきますね(笑)」


佐藤さんが言った・・。


「あー・・・なんか偶然初日に話すようになって・・・・」


「えっ？？？(笑)あのイケメンと？？」


イケメン(笑)

「なんかあの子・・・あまり女の子と話さないって・・・・」


「あーー・・有名ですよ(笑)狙ってる子いっぱいいるんだけどー・・全く相手にしないし話もしないしー・・(笑)だから珍しいですよ(笑)」


へぇー・・。


なんでなんだろう・・・。


「格好いいのにね・・(笑)そういうの興味ないんですかね・・・」


佐藤さんは笑って・・・


「なんか変な噂があってー・・・(笑)」


あ・・・(笑)


「あの、あっち系じゃないかって？？？(笑)」

私が笑って言うと・・・。


佐藤さんはゲタゲタ笑って・・・


「それも確かにあったッ！！！(笑)でもー・・・私が他に聞いたのはね・・・」


・・・・・。