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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第29章 湘南の夏
江の島の水族館の裏の浜にはこの時期沢山の海の家が並ぶ。
俺と龍が共同で買ったマンションはまさに水族館の直ぐ近くッ!
アイツは今頃あのマンションであの綺麗なお姉さんといちゃついてんだろうなーーー(笑)
太一は高校の時知り合った仲間でいつも龍と3人でつるんでいた。
「お前彼女は?」
俺が言うと・・・太一は俺の方をチラッと見て・・・・。
笑った。
「面倒くせー・・・(笑)」
まぁ・・・こんな感じだ(笑)
俺等はずっとこんな感じ。
俺も太一も・・・龍も・・・・。
女とまじめに付き合うなんて・・・。
今更って感じだ。
太一は今度は俺の顔を覗き込み・・・。
「お前は?(笑)」
ニヤッと笑って言った。
・・・・・・。
「俺はー・・・もういいよ(笑)」
もういい。
恋愛なんて・・・・。
もう・・・ごめんだ。