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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第30章 夏の出来事



誠と綾ちゃんは店内のカウンター席に腰掛け・・・。


「でもあの龍君がねーーー(笑)皆見てたよ???」


綾ちゃんはそう言ってジュースを飲んだ。

「(笑)アイツもついに真面目に恋愛しだしたんだーーー(笑)まぁ、応援してやって???」


俺はカウンターの中から誠にビールを渡し言った。


「あの龍がねーー(笑)って、・・・俺結構前にあの彼女と龍を小町通りで見てさ、・・・最初は彼女怪我してて龍が支えてたなーーー(笑)」


怪我???


「そうなの?・・・・今は元気そうだけど・・・。」

俺もカウンター内で煙草を吸うと・・・誠もタバコに火をつけ・・・。


「なんか足はロングスカートで隠してたけど歩くの辛そうで龍がほとんど支えて歩いてた(笑)」


旦那の暴力・・・・???


「そっか・・・。まぁ・・・色々あるみたいだけど・・・アイツが居りゃ大丈夫だろ??」


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