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第5章 龍

俺の兄貴は・・・。



マジヤバい。


5歳年上の兄貴。




『もしもし？』

・・・・・。

「あーーー、わりー・・電話気づかなかった(笑)」

電話の向こうの兄貴は笑って・・・。

『(笑)・・・お前が働いてるモールにさ、wreathってブランド入ってるよな？』

・・・・・。

「wreath・・・入ってるけど？？？」

『結城が欲しいものがあるっていうから後で画像とサイズ送るからそれ一緒に買って送ってくれる？』

(笑)(笑)

「相変わらず仲良いね(笑)・・・分かったよ！後で見に行ってみるから早めに写真送って！」

結城さんは・・・兄貴の・・・・。

彼女だ。

『悪いな(笑)金は立て替えといて？後でまた振り込むから！』

「いーよ！さっき十分振り込んでもらったし(笑)」

兄貴は笑って・・・。

『あれはお前の才能の証！お前の取り分だよ(笑)かかった金額後で言えよ？』


(笑)