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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第32章 俺の弟
ホテルのクラブコテージ近くの駐車場に車を止め・・・・止まってる車を見渡すと・・・。
良い場所に蒼太の車。
蒼太が龍に貸した車だ。
ホテルに来たはいいが~・・・。
アイツに電話できねーし・・・・。
どうすりゃいいんだって(笑)
俺が頭をかきながら駐車場で考えていると・・・。
「あっ!!!!」
達也が俺の腕を掴み小さな声を上げた。
・・・・・・・。
思わず俺と淳と達也は車の陰に隠れ・・・・。
(笑)
マジ何やってんだ俺等・・・・(笑)
ジー―――っと・・・・歩いてくる人物を目を凝らして見た・・・・。
駐車場の奥から歩いてきたのは・・・・。
龍・・・・。
その脇には髪を上で纏め・・・団子にシュシュを付けてる・・・。
「メッチャ可愛い・・・・。」
達也がボソッと言った。
俺等は口をポカンと開けながら・・・・。
2人が奥に行く姿を思わず後ろからまた見てしまった。
180以上ある龍に対し・・・小柄な女は派手でもなく・・・地味でもない・・・。
でもお洒落な感じの・・・大人女子な感じの???
「なんか龍と異質・・・・(笑)」
淳が言った。