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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第33章 俺の故郷と俺の兄貴
ザザーーン・・・・。
静かな波の音が聞こえる中、美晴と裸のまま抱き合ってベットに横になっていた。
「龍・・・明後日・・・朝から行くの??」
・・・・・・。
美晴が俺の腕の中で言った。
「あぁ・・・(笑)言わないでごめんね・・・。親には言ってあるんだ・・・。9時半くらいの飛行機だったかなー・・。」
美晴は俺の胸に手を置き・・・・胸を撫でながら・・・。
「何も手土産持ってきてない・・・・どうしよう・・・。」
(笑)(笑)
「那覇に何か売ってるよ(笑)俺一応美晴が気にするだろうと思って東京の酒とお袋に佃煮買っといたんだ(笑)」
俺がそう言うと美晴は飛び起き・・・俺をじっと見つめ・・・。
「龍ーーー・・ありがとうーー(笑)・・・もぉーー・・スッゴイ気が利く(笑)」
(笑)
だって・・・。
美晴は大人の女性だから・・・・。
絶対気にするだろうなって思ったんだ・・・。
でもね・・・。
「俺がこんな風になれたのは・・・・」
そう・・・。
じっと見つめる美晴の頬を撫でて・・・。
「全部美晴のお陰だよ(笑)」