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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第34章 俺の兄貴と年上の彼女
龍は人気がない海が見える場所まで行き・・・。
「美晴さぁ・・・正直に答えて?」
ゴクっと唾を飲み込んだ。
龍は私の顔をじっと見つめ・・・・。
「美晴が妊娠した・・・妊娠していた時・・・」
・・・・・・。
「暴力受けてた?」
ズキンと胸が痛む。
胸が・・・・痛くて・・・・・。
目頭が熱くなった。
龍は大きな手で私の顔を両手で包み・・・・。
「美晴?・・・・」
・・・・・・・ッ・・・・。
幸助の・・・暴力・・・・。
目が・・・熱くなって・・・・我慢していたものが零れだした。
「・・・私は・・・・守れなかった・・・・。」
お腹を両手で触って言うと同時にぽたっと下に涙が落ちた。
「・・・違うよ・・・美晴・・・・・。」
龍が優しく私の涙をぬぐって私の目線に合わせて屈み・・そう言ったの。
・・・・・・/////////
でも・・・・。