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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第6章 踏み外した道
「やっだーーー!!(笑)着いたならラインしてよッ!!(笑)」
夏希はそう言って慎吾の事を肘で押した・・。
優弥は笑って私の前に来て・・・。
「久しぶりだな・・・(笑)」
そう言った・・・。
昔と全く変わらない2人・・・。
大きくて・・・がっちりしてて・・・・。
「久しぶり・・・(笑)」
優しい笑顔・・・。
4人で話をしてると・・・・色んな人が話しかけて来て・・・。
私は気づいたら一人でデザートの前に居た・・・。
皆楽しそう・・。
夏希も仕事が楽しそうだし・・・。
一人でデザートを食べて居ると・・・
「寂しそうな顔すんなよ(笑)」
私の横に大きな壁のような影・・・。
顔を上げると・・ネクタイを緩めた優弥が立っていた。
「優弥・・・(笑)いいの?こんなとこにいて・・・」
優弥は笑って・・・
「姫が一人でいるの見逃せねーだろ?(笑)」
・・・・。
姫・・・・(笑)
「何言ってんだか・・・(笑)私なんて・・・・」
そう言ってケーキを口に運んだ。
「なに?(笑)・・・私なんてなんだよ・・・」
・・・・・・。
「ただの疲れ切ったオバサンよ(笑)」