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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第6章 踏み外した道
優弥からもらった名刺をポケットに入れて出口の奥に向かうと・・・・・。
ッッ?!
「男に名刺貰ってたーーーーーっ!!」
「りゅっ・・・うくんっ・・・/////」
曲がり角で壁に寄りかかって煙草を吸いながらそう言う龍君・・・・。
「あ・・・あれはっ・・同級生でッ!!」
歩き出す龍君の横を小走りで追いかけると・・・
ポケットから手を出し笑った・・・。
「(笑)(笑)・・・あの人同級生?」
あの人・・・。
見てたんだ・・。
「うん・・・高校の同級生・・・」
「へぇーーーーー(笑)元カレとかッ?」
「違うーーっ!ただの友達だよッ!!」
龍君は笑って・・
気付いたら・・・ゆっくり・・
歩いてくれてた。
「美晴ちゃんって一体何歳?(笑)ってーーっ、女子に聞くのは失礼???」
うっ・・・
「・・別にー・・おばさんだし(笑)隠すのも変だしッ・・」
龍君は足を止め私の方に体を向けた。
「んじゃ、何歳??(笑)」
・・・・・。
「・・さ・・30・・・・」
龍君におばさんって思われても別に何てことない事なんだけどー・・・。
なんだろう。
この隠したい気持ちッ!(笑)
「三十路?(笑)」
み・・・ミソ・・・(笑)
「そうっ!!・・・オバサンでしょ???(笑)」
なんか・・・やっぱこんな若い子といるのは申し訳なくなってくるッ!!
申し訳なさ過ぎて・・少しずつ上を見て龍君の顔を見ると・・・。
目を細めて笑う・・・。
///////・・・・・。
「メチャ可愛い30!(笑)行こッ!!!」
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