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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第7章 夢
夢だ・・・。
これは夢に違いない。
大手銀行で手続きを済ませ・・・
私の目の前でお金の山が・・・動いた。
嘘ッ!!!!
龍君はそんなの見ていないで通帳を眺めていた。
「ではー・・上地様(笑)こちらが上地様のお控えになりまして・・・・・」
キャッシュだとこんなに早く手続きが済むわけ???
銀行を出てまた不動産屋に行き・・・
直ぐに鍵が用意された。
まさかの・・・
この1.2時間でタワーマンション購入ッ?!
目が回る・・・。
やっぱ龍君は・・・。
2人で龍君の車に戻って龍君は鍵を眺めた・・・。
「(笑)・・・鍵欲しい???」
???????
「えっ?!・・・///////」
5個ほどある鍵から一個外して・・・・。
?????
じゃらんッ!!!と私の膝の上に置かれた鍵の山ッ・・
「ぇえっ?!」
「(笑)俺一個でいいもん!!そんないっぱいいらない!」
「えっ?!だってこれっ・・・」
「俺失くしちゃうし!!(笑)美晴ちゃん持っててよ!!」
ぇえええええーーーーーっ?!
「そんな、ダメだって!!龍君の家でしょッ???」
私がそのカギの山を持って言うと・・・。
「(笑)・・・好きな時に来なよ!帰りたくない日とか・・・」
・・・・・・。
帰りたくない・・・日・・・・。
「でも・・・」
龍君はハンドルに置いていた手を一回離し・・・タバコを出した。
「(笑)・・・そんな顔しないで?・・・美晴ちゃんがー・・あーーーー、今日はあの景色見たいなーって思った時とか??・・・俺はいつも一人だし湘南に行ってるときもあるし・・・別にいつ来てくれても困らないから(笑)」
何・・・何考えてるの????