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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第7章 夢
「お二人で住まれるんですか?(笑)」
・・・・・・・・。
営業の人のそんな声にどきっと胸が鳴った・・・。
龍君は私の手をギュッと握って・・・。
私はバルコニーの手すりをギュッと掴んだ。
「・・・はい(笑)・・・彼女はー・・まだ直ぐにはここに入らないけど、来るまでは遊びに来てくれるもんね?」
・・・・????
冗談でしょッ???
この人の前だからそんなこと言ってるんでしょ???
私は龍君の顔をじっと見た。
「美晴ちゃんここ気に入った?(笑)」
・・・・・・。
「凄く・・・綺麗だと思う・・・」
「遊びに来る?(笑)」
・・・・・・・・////////
「えっと・・/////それは・・・・」
龍君は笑って・・・・。
「ここ買う!」
・・・えっ?!
またまた即答ッ!!!
龍君は私の手を離して中に戻ると営業の人に・・・
「幾らでしたっけ??」
凄い勢いの質問に営業さんはしどろもどろで・・・
「な・・9800万デスッ!!!」
きゅっ・・・9800ッッ?????
「OKッ(笑)直ぐ払うから直ぐ鍵頂戴?」
えっ?!
「えっ?!お客様っ?!ローンはっ?」
そうそう!普通ローンでしょっ?!私も慌てて中に入って龍君の腕を掴んだ・・。
「あ、俺ローン嫌いだから(笑)このまま銀行寄ってくれますか?直ぐ渡せるから(笑)」
ぇえええええーーーーーーっ?!