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第8章 マンションの人

龍said


仕事を終え今日は横浜のマンションに帰宅。

あの日からもう2週間たったが美晴ちゃんがうちに来た事は無かった(笑)

駐車場に車を止め・・・


ロビーに行くと・・・。


？？？？？？


ロビーのソファーに見覚えのある後姿・・・。


でも・・・いつもとは様子が違う・・・。


近づいて肩に手を置くと・・・


ビクッと肩を震わせ・・・ビクビクと振り返った・・・。



俺の顔を見た瞬間・・・

ポロポロと涙を流して・・・

俺の腹に顔を付けてきた・・・。

「・・・龍く・・・・」



美晴ちゃんだった・・・。


俺の腕を右手で握って・・・ずっと泣いてる彼女の左手は・・・。

グルグルとタオルが巻かれて・・・そのタオルは血まみれだった。