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HANAMIZUKI ~思いを受け止めて
第8章 マンションの人
一緒に部屋に行き・・・。
キッチンで綺麗に手を洗ってやったら・・手は無数の傷と深い傷が一か所・・・。
「痛い?・・・病院行こう・・・」
俺が言うと・・美晴ちゃんは首を横に振った・・・。
「でも・・血は止まってるけど傷口深いよ?消毒液ねーし・・・」
「大丈夫・・ごめんね・・・」
後ろから抱え込む様に彼女の手を洗ってやって・・・
そのまま抱きしめたかった・・・。
小さな彼女は・・・少し震えてて・・・
後ろから見ると・・顔にも血が付いていて・・首には何かの痕・・・・。
・・・・・旦那か・・・・。
「美晴ちゃん・・・明日は仕事?」
お湯を止め言うと・・首を横に振ってまた下を向いた・・・。
「じゃ・・・泊って行きな・・(笑)俺はソファーで寝るから・・・」
美晴ちゃんはこっちを向いて・・・・。
「悪いから良い・・(笑)ちょっと顔が見たかったの・・・」
・・・・・。
「じゃー・・・消毒液とか買ってくるから待ってて!」
美晴ちゃんは俺のシャツを掴み・・・
また首を横に振った・・・。
・・・・・・・・。