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愛の終わりは最高のデートで幕を下ろそう
第2章 二人のラスト・ドライブ

「変わっていないと言えば・・」
「まだ最初の質問に答えてもらっていないわ」同時に口を開き、何か言いかけた彼を遮ってしまった。
「ごめんなさい。何?」
「いや。別にあとで構わない。きみの質問は・・」
「他人の目には今のわたしたちはどう映るか」
「・・仲の良いカップルもしくは夫婦と言ったところかな」
「そう・・よね」
まさか離婚記念ドライブ中だなんて誰も思わないもの。
「もしかしたら不倫カップルと思う人もいるかも」
「フフ、それは無いでしょう。わたしとあなたは歳も大して変わらないから、リッチなアダルト男性にエスコートされた若い娘的な、禁じられたアバンチュールを感じさせる雰囲気は出ていないと思う」
「うん・・」と前を向いたまま頷いた彼は、今までの軽い口調から一転して一言一言噛みしめるように続ける。
「誰が見ても違和感を感じないお似合いの夫婦が僕たちだ」
「えっ・・」
「まだ最初の質問に答えてもらっていないわ」同時に口を開き、何か言いかけた彼を遮ってしまった。
「ごめんなさい。何?」
「いや。別にあとで構わない。きみの質問は・・」
「他人の目には今のわたしたちはどう映るか」
「・・仲の良いカップルもしくは夫婦と言ったところかな」
「そう・・よね」
まさか離婚記念ドライブ中だなんて誰も思わないもの。
「もしかしたら不倫カップルと思う人もいるかも」
「フフ、それは無いでしょう。わたしとあなたは歳も大して変わらないから、リッチなアダルト男性にエスコートされた若い娘的な、禁じられたアバンチュールを感じさせる雰囲気は出ていないと思う」
「うん・・」と前を向いたまま頷いた彼は、今までの軽い口調から一転して一言一言噛みしめるように続ける。
「誰が見ても違和感を感じないお似合いの夫婦が僕たちだ」
「えっ・・」

