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愛の終わりは最高のデートで幕を下ろそう
第3章 エピローグ

彼とは離婚してから一度も会わなかった。連絡もしなかった。そういう約束を交わしたのだ。
声を聞きたいと何度思ったことだろう。あの笑顔にもう一度会いたいと。
でも、幕を下ろした愛に付け加えるものなどない。最高のエンディングのあとには、何も付け加えるべきではない。
だからこれでいい。これでいいのだ。
わたしの横を風が通り過ぎる。
頬を撫で、白毛ばかりになった髪を揺らす潮風。
目を閉じればあの時の若々しい彼の横顔と笑顔と・・銀に煌めく海がどこまでも広がっている。
ー 愛の終わりは最高のデートで幕を下ろそう 完ー
声を聞きたいと何度思ったことだろう。あの笑顔にもう一度会いたいと。
でも、幕を下ろした愛に付け加えるものなどない。最高のエンディングのあとには、何も付け加えるべきではない。
だからこれでいい。これでいいのだ。
わたしの横を風が通り過ぎる。
頬を撫で、白毛ばかりになった髪を揺らす潮風。
目を閉じればあの時の若々しい彼の横顔と笑顔と・・銀に煌めく海がどこまでも広がっている。
ー 愛の終わりは最高のデートで幕を下ろそう 完ー

