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KOIBUMI
第2章 出逢い

海岸に行くと・・・。
海は荒れていた。
天気があまり良くなかったせいか波が高い。
・・・・・・。
「あっ!!」
俺は思わず声を上げた・・・。
あの小さな犬は興味津々で荒れてる波に近づいて・・・・。
俺が走り出した時には・・・
直ぐに波に持っていかれた(笑)
バカ犬だな。
学ランを脱ぎシャツも脱いで浜辺に投げ・・・。
そのまま海に入って行った・・・。
俺・・・・。
何やってんだ。
海岸から・・・
「ウニーーーーーーっ・・・・」
あの声が聞こえた・・。
おいおい・・・犬じゃなくって俺だろ??(笑)
ちゃんと見とけよ??
犬のくせに溺れてバタバタしてる小さな柴犬を掴み・・
胸に抱えて海岸に戻った・・・。
溺れてぐったりしている犬を浜辺に寝かせると・・・。
「ウニっ!!!・・・ウニ~ッ・・・」
女はぐったりしてる犬を抱えて泣きそうになってる。
さっきからウニウニって・・・言ってるがー・・・・・
「・・・・病院連れてくか?・・・知り合いがやってる・・・」
俺は制服を拾って言った。
「お願いしていいですかっ????」
・・・・(笑)
女はめそめそ泣きながら俺に付いてきた。
止めていたバイクに跨って・・女にメットをかぶせ直ぐ近くの動物病院に行った・・・。
・・・・ってかー・・・・・
誰????(笑)

