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KOIBUMI
第14章 初めての人
夏
俺と凛はバイトが無い日は毎日のように一緒に居た。
その日は凛は浴衣姿。
俺は凛の手を引き今年は二人で歩く。
「来年も一緒に花火見たいな(笑)」
凛は笑ってそう言った。
「来年も再来年もずっと見に行くぞッ!!」
そう・・。
一緒に居れるのは今年いっぱい。
凛は都内の大学を受ける。
俺は・・・。
東京に行こうと思ったけど・・・。
取りあえず地元で働く・・・。
「淳、浮気しないかなーー・・(笑)」
(笑)(笑)
「するかよっ(笑)心配ならGPS付けて?」
するわけない(笑)
凛と一緒に飲み物を買って花火大会の会場の端っこに行きベンチに腰掛けた。
凛は俺の腕に自分の腕を絡ませ少し俺に寄りかかる。
俺は誰かに見られてないか周りを見て・・・(笑)
蓮見のおでこにキスをした。
「(笑)(笑)・・・淳ーーー・・・」
凛は笑って顔を上げた。
「ん???(笑)」
「淳のキス好き(笑)」
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