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KOIBUMI
第15章 MASAYA
校舎から上履きのまま飛び出すと・・・・
ジャージ姿の生徒がグラウンドに集まって・・・
競技が始まっていた・・・。
イラつく音楽に合わせ生徒たちの応援する声が聞こえたけど・・・。
俺の頭に中は怒りでいっぱいだった。
昌也も・・・昌也の担任村尾も・・・。
許さねーぞ・・・。
校庭に足を向けると・・・。
凄い勢いで涼が俺の肩を掴み・・・ッ・・
「おいっ!!今は不味い!!!抑えろっ・・・」
・・・・・・。
俺はその手を腕を回し払いのけ・・・。
「は?!・・・・お前に関係ねーだろ?」
涼は俺の肩をまた両手で掴み・・・。
「少し待てってッ!!・・・」
待て・・・???
俺の頭の全ての細胞は怒りマックスなんだよッ!!
涼を突き飛ばし・・・
「抑えられるわけねーだろッッ!!!!!!」
俺はそのまますぐにグラウンドの方に足を向け・・・
ゆっくり昌也がいるその・・・全校生徒が今盛り上がってる会場に向かった。