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KOIBUMI
第20章 抜け殻の私
「蓮見さん、今夜って暇じゃない??(笑)」
声をかけてきたのは同じ学部の佐々木さん。
私は大学の学食に居た。
「あ・・・、ちょっと仕事が入ってて・・・・(笑)」
そう言うと佐々木さんは笑って・・・。
「男子たちが蓮見さんを連れて来いって煩いんだ(笑)時間できたら教えて??」
・・・・・・。
「うん・・・(笑)」
大学1年。
もう直ぐ19になる。
都内の大学に通いながら私は貴方からの連絡を待っていたの。
沖縄とは違う空気。
人の量。
全てに中々慣れず私はいつも一人で居た。
そして私のメル友は・・・。
親友のナツと・・・・。
久江さん。
(笑)
久江さんは・・・。
淳ママ。
淳が少年院に入ってもう半年。
久江さんは毎月大分に淳に会いに行き・・・。
その報告を私にしてくれていた(笑)