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KOIBUMI
第22章 壁





俺が刺されて・・・。



昌也を俺が海に投げた。


その時あのバカは・・・。


乗っていた自分の船のスクリューに巻き込まれて・・・。



左腕を失くしたという・・・。


「元々アイツはお前と涼に敵対心むき出しで・・・その上腕を失くしたとなると・・・お前をまた狙ってくるに違いないだろ?」


半次はそう言った。


俺は煙草を押し付け・・・。


「あーーーーあ・・・・、一体この戦いはいつ終わるんだろうなーーー・・(笑)」


ソファーに横になった。


半次は立ち上がって俺の前に立つと・・・。


「お前どうせしばらくは潜れないんだから・・・、琢磨の結婚式が終わったら東京でも行ったらどうだ?(笑)」


・・・・・・。



「東京???」


「そうだ・・・、お前まだ・・・東京にやり残した仕事があるだろ??」


やり残した仕事・・・ねぇー・・・・。




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