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KOIBUMI
第24章 出口のないトンネル
蒼太に空港まで送ってもらい・・
俺と達也は待合ロビーに居た。
「なんなんだよ・・・ったく・・・・」
ブツブツ俺が言ってると・・・・。
「(笑)(笑)・・・嫌ですか???」
達也が笑って言った。
・・・・・・。
「・・・嫌って言うか~・・・凛はもう俺とどうしたいとかねーよ・・・・」
達也は俺の顔をじっと見つめて・・・
「本当にそう思ってます???」
・・・・・・。
「離れたのはアイツからだ・・・。この前だって・・・俺の方も振り返らず帰って行った・・・」
「じゃ、あの激痩せは??・・・金の問題は??」
・・・・・・。
「知らねーよ・・・アイツの問題だろ?」
「・・・淳さん・・・マジ変わりましたね(笑)・・・俺結構憧れてたんだけどなー・・・」
・・・・・・。
「硬派な感じ(笑)」
「誰がだって(笑)・・・俺は元々こんなんだし・・・」
「元々はー・・・硬派で照れ屋で・・・・(笑)・・・凛さんしか見てない(笑)」
・・・・・・。
ふざけんなよ・・。
勝手なこと言いやがって・・・。
羽田に着いたのは昼過ぎ・・・・・・。
「俺、祐司さんに電話してきますね(笑)」
達也はそう言って俺から離れた・・・
俺がまた・・・何処かに行ってしまうかもしれないからって・・・。
アイツはそうなるかもっていう位何かに巻き込まれてるって事か???
・・・・・・。