この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
KOIBUMI
第24章 出口のないトンネル
凛said
「凛・・・・明日もオフだ・・・でももしまた緊急連絡があったら~・・・分かってるな???・・・・」
私はバックを抱えて・・頷いた。
お腹すいた・・・。
もうヤバい。
お腹がすき過ぎて・・・おかしくなりそうだった。
「後・・・そのバック・・・もうほつれてるから新しいの買いなさい・・・。」
・・・・・・。
「・・・・来月・・・買います・・・・」
「なんだ金無いのか???(笑)」
・・・・・。
「もう・・・マンションに行くタクシー代も・・・・。」
そう言うと・・・糸井さんは笑って・・・
「歩けよ・・・(笑)」
・・・・・・。
「・・・・糸井さん・・・・」
「・・・顔がどんなに可愛くても・・・持ってるものが貧相だと安っぽく見える・・ちゃんとしろ・・・」
もう・・・お金ないのに・・・。
「・・・なんだよその顔・・・・」
「・・・・・・」
「はぁ・・・仕方ねーな・・・・」
糸井さんはお財布を出して・・・
「・・・これでなんか食べろ・・金田さんにまで怪しまれた・・・」
そう言って・・・2000円出してきた。
「(笑)・・・俺は今日はこの後社長と飲みに行くから・・電話するなよ??」
「・・・はい・・・」
「また何かあったらちゃんとマンションには行けよ??」
マンション・・・・・。
ジッと・・・冷たい目で睨まれて・・・。
怖くて頷く事しかできなかった・・・・。
「よし・・・じゃぁもう行け・・・。」
そう言われてゆっくりと・・・・。
車を降りた。
手に・・・2000円・・・握って・・・。
糸井さんの車が・・・・左折したことを確認し・・・
マンションの入り口に・・・・・。
・・・・・・・・・。
えっ?!
「よっ・・・!!!(笑)」
はっ?!//////////
「・・・・・なんで・・・・・・」