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KOIBUMI
第24章 出口のないトンネル



凛said


「凛・・・・明日もオフだ・・・でももしまた緊急連絡があったら~・・・分かってるな???・・・・」


私はバックを抱えて・・頷いた。


お腹すいた・・・。


もうヤバい。


お腹がすき過ぎて・・・おかしくなりそうだった。


「後・・・そのバック・・・もうほつれてるから新しいの買いなさい・・・。」


・・・・・・。


「・・・・来月・・・買います・・・・」


「なんだ金無いのか???(笑)」


・・・・・。


「もう・・・マンションに行くタクシー代も・・・・。」


そう言うと・・・糸井さんは笑って・・・


「歩けよ・・・(笑)」


・・・・・・。


「・・・・糸井さん・・・・」


「・・・顔がどんなに可愛くても・・・持ってるものが貧相だと安っぽく見える・・ちゃんとしろ・・・」


もう・・・お金ないのに・・・。


「・・・なんだよその顔・・・・」


「・・・・・・」


「はぁ・・・仕方ねーな・・・・」


糸井さんはお財布を出して・・・


「・・・これでなんか食べろ・・金田さんにまで怪しまれた・・・」


そう言って・・・2000円出してきた。


「(笑)・・・俺は今日はこの後社長と飲みに行くから・・電話するなよ??」


「・・・はい・・・」


「また何かあったらちゃんとマンションには行けよ??」


マンション・・・・・。


ジッと・・・冷たい目で睨まれて・・・。


怖くて頷く事しかできなかった・・・・。


「よし・・・じゃぁもう行け・・・。」


そう言われてゆっくりと・・・・。


車を降りた。



手に・・・2000円・・・握って・・・。


糸井さんの車が・・・・左折したことを確認し・・・


マンションの入り口に・・・・・。


・・・・・・・・・。





えっ?!




「よっ・・・!!!(笑)」



はっ?!//////////



「・・・・・なんで・・・・・・」



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