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KOIBUMI
第25章 助けてください
凛said
淳は・・・・高校の時や・・・。
20代前半の時と・・・。
なんかまた違う魅力を感じる。
私の隣で・・・優しく笑うその顔は変わらないのに・・・。
不思議だった。
カフェで一緒に朝食を食べて・・・・竹芝に向かった。
「お前と結局ー・・・旅行とか行けなかったなー・・」
淳が言った。
「でも石垣泊まったし・・・(笑)」
「祭りの時だろ???(笑)」
(笑)・・・・
懐かしい・・・あの時・・・・。
竹芝に大きな船・・・。
淳の車は・・・・キャデラックの四駆・・・・。
大きな車の助手席を開けてくれて・・・
私はそこに座った。
・・・・・・。
「よし・・・お前何処か行きたいとこある?」
・・・・・・・。
「・・・・・・・・」
行きたいとこ・・・・・。
「昔ー・・・ディズニー行きてーって言ってたよな??」
あ・・・・・。
「結局行けなかったね(笑)」
私がそう言うと・・・
淳は笑って・・・・
「(笑)・・・お前が行きたいって言ってたとこ・・・全部行くぞ・・・」
・・・・え・・・・。
「何言ってるの???(笑)」
淳はニカッと笑って・・・
「(笑)・・・ずっとそう思ってた・・・」
そう言って車を出した・・・。
ずっとそう思ってた・・・。
淳・・・・・。