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KOIBUMI
第27章 顔
淳said
凛が目を覚ましたのは・・・・
7時過ぎ。
薄っすら目を開けて・・・俺の目をしっかり見てる。
なのに・・・・・
声が・・・。
「・・・・精神的なものかな・・・・・」
俺は・・・主治医の太田先生と一緒に別室で話していた。
「・・・一時的なものですよね??」
俺がそう言うと・・・
「まぁ・・・一回検査をしてみよう・・・多分一時的なものだと思うけどね・・・」
・・・・・・
病室に戻ると・・・凛はベットに腰掛け・・・外を眺めていた。
「凜・・・・・(笑)」
俺が部屋に入ると・・・
俺の方を向いて・・・少し目が・・・笑ってるように感じた。
「痛いとこ無い???(笑)」
俺がベットの横に腰掛けて言うと・・・
うんうん・・・って頷いた。
「後で声の検査するって・・・・(笑)直ぐによくなるさ・・・」
俺がそう言うと・・・俺の方を見て・・・
手を伸ばしてきた・・。
???
俺が手を出すと・・・・
俺の掌に・・・・
『いつ』
・・・・・・。
『かえる?』
・・・・・・・。
凛の顔を見ると・・・・・・
少し・・・笑って・・・・・
また・・・・
『もう』
『へいき』
『わたし』
・・・・・・・・・・。