この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
KOIBUMI
第27章 顔
達也said
凛さん・・・。
久々に逢った。
怪我をしてても可愛いと思えるこの人は・・・。
本当に不思議だ。
「凛さんさ・・・・怪我が治ったら・・・・。」
俺が話し出すと凛さんは顔を上げた。
「淳さんから離れちゃだめだよ?」
俺なに言ってるんだろう。
凛さんは何も言わない・・・。
ってか・・声出ないんだっけ・・・。
俺は凛さんの顔をじっと見つめ・・・・。
「何があっても・・・淳さんの傍に居てほしい・・・。」
それが何を意味するのか・・・。
俺からは言えない。
でも・・・。
もう二人には離れてほしくないし・・・。
後悔をしてほしくないんだ。